高周波焼入れとは

トップページ > 高周波焼入れとは

高周波焼入れとは

 焼入れ処理とは炭素を含む鋼を加熱した後、水中または油中で急冷する事により、
金属の組織をマルテンサイト組織の状態に変化させ硬度を付与する熱処理の事を言います。

 その中で高周波焼入れ熱処理とは、高周波誘導加熱装置を用いて電磁波による電磁誘導を発生させ、
金属の表面をジュール熱により急加熱して、焼入れを行う手法を言います。
金属の表面のみ焼入れ処理が可能なため、部品表面に必要な硬度を与えながら内部の靱性を保つ事ができ、
これにより部品強度、耐摩耗性能等、部品の機械的性質を上げる事が可能です。

 高周波焼入れ処理の特徴として以下が上げられます。

・高周波誘導加熱による急加熱が可能なため、処理時間が短い。
・局所加熱が可能なため、様々な形状の部品への焼入れ処理ができる。
・周波数の異なる設備を使用する事により、必要な焼入れ深さの管理が容易である。




トップページに戻る
↑このページのトップへ戻る